LYRA-8

LYRA8



1. タッチセンサー: モイスチャーレベル(水分)と演奏者のエモーショナルレベルに影響する(とマニュアルに書いてある)

2. FASTスイッチ: 下位置だとリリースが短くなる。HOLDつまみと密接な関係がある。音が鳴りやまないとき、いったん上位置にして、さらに下位置にするとすぐに音が鳴りやむ。
注: LYRA-8の他のスイッチは上位置のときに表記された機能がONになるが、FASTスイッチのみ下位置のときFASTである。

3. TUNEつまみ: 1,2,が低音域、3〜6が中音域、7,8が高音域(3〜6の2倍高い音が出る)

4. SHARPつまみ: 左に回せば三角波、右に回せば矩形波になる。中間位置ではその中間の波形となる。

5. MODつまみ: 最大に回すと自己発振する。(ループ状態にあるとき)

6. FM変調スイッチ: 中間位置の場合は、変調はかからない。上位置のときは番号が書かれているボイスからの変調となる。下位置の場合はTOTAL FBスイッチと関連し、次のような動作となる。TOTAL FBスイッチが上位置のときは全体からのフィードバックがかかる。CV VOICES端子に入力がある場合はそれが変調ソースとして使われる。TOTAL FBスイッチが下位置のときはLFO変調となる。この場合、MODつまみがゼロでもLFOや全体フィードバックのモジュレーション効果がゼロにはならない(個体差か?)

7. PITCHつまみ: 最大近辺が通常セッティングである。

8. HOLDつまみ: ホールド時間ではなく、VCAに与える音量の感度だと思った方がよい。
FASTスイッチが下位置の場合はリリースの長さをある程度調整できる。
FASTスイッチが上位置の場合はリリース中に徐々にもう片方のボイスが混入してくる。(つまり、ボイス8のセンサーをタッチすると、リリース中にボイス8の音にボイス7の音が混入してくる。この時間の長さを調整できる。)
リリースが長すぎると思ったときはHOLDつまみをゼロにすると音が小さくなる。(それでもゼロになるにはかなりの時間がかかる)

9. 34->56,78->12スイッチ: ヤマハのFM音源などにあるアルゴリズムを選択するスイッチに相当する。
スイッチが下位置の場合、ボイス1〜8はそれぞれ2系統の独立したループ構成グループとして機能する。【12->34, 34->12】,
56->78, 78->56
スイッチが上位置の場合、
ボイス1〜8が結合され、全体で一つのループ構成になる。12->34, 34->56, 56->78, 78->12 このとき、ボイスペア12の FM変調スイッチを34側にすると34ではなく、78からのFM変調となる。同様に、ボイスペア56の FM変調スイッチを78側にすると78ではなく、34からのFM変調となる。
通常は下にしておいて、派手なカオス状態を必要とする場合以外はボイス1234とボイス5678を別系統として使った方が使い勝手がよいと思う。
 

10. TOTAL FBスイッチ: 上位置で全体出力(ディストーションの後)、下位置で LFOをソースとして選択する。各ボイスペアのFM変調スイッチを下位置にした場合のみ、各ボイスグループにパッチングされる。

11. VIBRATOスイッチ: 上位置でヴィブラートがかかる。このヴィブラートはHYPER LFOとは連動してなくて、8機のボイスにそれぞれ独立したヴィブラート用LFOが用意されており、それぞれ固定設定された周波数でヴィブラートがかかる。この周波数もヴィブラートの深さも動かすことはできない。
FM変調スイッチが上か下かどちらかにあるときはMODつまみを回すことによって、ヴィブラートの深さを変えることができるように感じるが、TOTAL FBや別ボイスペアからのモジュレーションでそのように感じるだけらしい。

12. HYPER LFO SECTION : 2つの矩形波LFOをAND/ORで組み合わせて音階的な変調をかけることができる。LYNCスイッチは上位置でLYNCがかかる。(LYNCはSYNCの意味である)
注:このLFOは通常のLFOと異なり、矩形波のみである。

17. SELF/LFOスイッチ: SELFの場合はLYRA-8自身の出力がモジュレーションソースとなる。

18. TRIANGLE/SQUAREスイッチ: 矩形波の場合はLFOの出力が使われる。三角波の場合はDelay部独自の三角波合成がモジュレーションソースとなる。



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